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「陸続き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

陸続きの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
社の創建は遠い上代のことで、その年時も明らかでないと云う。尤もその頃は牡鹿半島と陸続きであったろうと思われるが、とにかく斯ういう場所を撰んで、神を勧請したという....
日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
で受けているのである。 比較的新しい地質時代まで日本が対馬のへんを通して朝鮮と陸続きになっていたことは象や犀の化石などからも証明されるようであるが、それと連関....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、捨てられた洲崎の遠見の番所は、まるで孤島の中にあるようなものです。前方は海で、陸続きは近寄る人もありません。 駒井甚三郎と、清吉とは、特にここをえらんで、た....
高千穂に思う」より 著者:豊島与志雄
のだ。 ただ悲しい哉、桜島は大正三年の大噴火の折、熔岩のため、大隅の方の海岸と陸続きになってしまった。あの美しい桜島、一日に七度も色が変るという桜島は、永久に....
短歌の詩形」より 著者:寺田寅彦
比較的新しい地質時代に日本とアジア大陸とは陸続きになっていて、象や犀の先祖が大陸からの徒歩旅行の果に、東端の日本の土地に到....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
うことは余程地理学上名高い。もっとも南の方には二ヵ所ばかり外部の岸と中央の山とが陸続きになって居る。この山脈が湖面に浮んで居る有様はちょうど大龍が蜿蜒として碧空....