陽画[語句情報] » 陽画

「陽画〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

陽画の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
したがって、そのスリッパの全長が、ヨチヨチ歩く人形の歩幅に等しくなって、そこで、陽画と陰画のすべてが逆転してしまったという訳なんだよ」 こうして、奇矯を絶した....
夢鬼」より 著者:蘭郁二郎
の一座が不入りを極めた夢だった。 しかも、それがピッタリと、陰画から焼付られた陽画のように一分一厘の違いもないのだ。まるで座員の方が多いほどの、見物人しか呼ぶ....
映画芸術」より 著者:寺田寅彦
よる余分の獲物もあるであろう。それで、使用されたフィルムの陰画の点検によって実際陽画に焼き付けられ映写さるべき部分を選び出すという大きな仕事がここから始まるので....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
を知りました。 御承知のとおり、硝子写真というものは、下に黒い地を置けばこそ、陽画に見えますが、もし日光なり光線なりを背後に置いた場合、今度は陰画に化けてしま....