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隆盛
「隆盛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
隆盛の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
まっと》うしようと思う。もっとも後《のち》になって聞けば、これは「本間さんの西郷
隆盛《さいごうたかもり》」と云って、友人間には有名な話の一つだそうである。して見....
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
いに敗れて精神に敗れない民が真に偉大なる民であります、宗教といい信仰といい、国運
隆盛のときにはなんの必要もないものであります。しかしながら国に幽暗《くらき》の臨....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
期が出現した。その後に次いで来た深甚な沈退時代を見るにつけてもなおさら我々はこの
隆盛期に対して完全な賛美を捧げないわけにはゆかないのである。この時代にはもはや文....
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
の裏門を潜ったのだった。 西郷という副園長は、すぐ帆村に会ってくれた。あの西郷
隆盛の銅像ほど肥えている人ではなかったが、随分と身体の大きい人だった。 「園長さ....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
しまったあとで、みんなの答えたそれぞれの人についての批評をした。 「なるほど西郷
隆盛は近代の偉人だ。あるいは、日本の近代では一番の偉人であるかも知れない。が、彼....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
の思想の先駆をなしている。しかし紀元前十二世紀、周朝の確立とともに古代シナ文化は
隆盛その極に達し、法律慣習が大いに重んぜられたために、個人的思想の発達は長い間阻....
「ある男の堕落」より 著者:伊藤野枝
いやって、Gはある時、肩のこらぬ面白そうなものを、というので、講談に近い、「西郷
隆盛」か何かを差し入れたことがありました。彼はそれを喜んで読むかと思いの外、彼は....
「活動写真」より 著者:淡島寒月
日本の活動写真界の益々進歩
隆盛に赴いて来るのは、私のような大の活動写真好きにとっては誠に喜ばしい事である。....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
ここには書かないで、小説の形にした上で諸君に答えようと思う。 科学小説を大いに
隆盛にしたい。僕一人の力だけでは到底どうなるわけのものではない。有力にして天分有....
「三人の師」より 著者:上村松園
ろいろと教わったものである。そのころ田能村直入だとか明治年間には南画――文人画が
隆盛だったので、百年先生もその影響をうけて南画風のところが多少あったように記憶し....
「明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
はドウシテモ坪内君に向けなければならぬ。坪内君がいなかったら早稲田は決して今日の
隆盛を見なかったであろう。 文芸協会の成功は更に一層明白な事実である。腹蔵なく....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
は男女相まみゆるの媒介場となる。これ、果たしてヤソ教の真面目なるか。当時、ヤソ教
隆盛の地をかぞうるときは、人みな米国を呼びて第一指を屈す。しかしてその実況、すで....
「西航日録」より 著者:井上円了
わが磯部の鉱泉場とは、実に雲泥月※の相違あり。また一日リーズ町に遊び、工業の
隆盛を見て、 煙突の数で知らるゝ町の富 英国は南海岸を除くのほかは、冬期中毎日....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
うか、一片のさかんな志をいだき、老いてますます堅い。わずかな忠心で少しでも国運の
隆盛をたすけようと思い、はるかに南洋万里に向かう船にのったのである。) 北馬南船....
「和製椿姫」より 著者:大倉燁子
好意を謝したいものと思っていましたが、どうにも機会がありませんでした。 彼女の
隆盛はながかったが、やがて、東山春光第二夫人として家庭の人に納まったという噂を耳....