階の子[語句情報] » 階の子

「階の子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

階の子の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
山内《さんない》の家のありさまを想像に浮かべた。玄関わきの六畳ででもあろうか、二階の子供の勉強|部屋《べや》ででもあろうか、この夜ふけを下宿から送られた老女が寝....
仮装人物」より 著者:徳田秋声
た。 葉子はある時は、ほぼ形の出来かかった建築を見に来て、機嫌の好いときは、二階の子供の書斎の窓などについて、自身の経験と趣味から割り出した意見を述べ、子供た....
道標」より 著者:宮本百合子
たような成行を、伸子はそのままにしておけなかった。 プランタンへかけつけて、二階の子供もの売場をさがして行くと、いいあんばいに須美子の一行が見つかった。須美子....
次郎物語」より 著者:下村湖人
る人がないと、竜一はきまって自分と次郎とのために、春子におやつをねだり、それを二階の子供部屋で一緒に食べるのだった。春子も手があいているかぎり、必ず二人の相手を....
次郎物語」より 著者:下村湖人
。 次郎には、それが物足りないというよりは、何かしら気になった。で、カバンを二階の子供部屋の机の上におくと、自分もすぐ座敷の方に行ってみるつもりで、梯子段を降....