隠り[語句情報] » 隠り

「隠り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

隠りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死者の書」より 著者:折口信夫
天二上に、 我が登り 見れば、 とぶとりの 明日香 ふる里の 神南備山隠り、 家どころ 多に見え、 豊にし 屋庭は見ゆ。 弥彼方に 見ゆ....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
海であろう。なお、人麿が筑紫に下った時の歌、「名ぐはしき稲見の海の奥つ浪|千重に隠りぬ大和島根は」(同・三〇三)、「大王の遠のみかどと在り通ふ島門を見れば神代し....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
北風を得て出発したとある。 由来、紀州の熊野は死に関係の深い所で、地名の起りも隠り野――即ち墓所の転訛であろうとまで云われている。殊に我国の冥府の神である伊弉....