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「隠れ岩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

隠れ岩の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
ちになった。人々の心までが総立ちになった。 「峠が見えたぞ‥‥北に取れや舵を‥‥隠れ岩さ乗り上げんな‥‥雪崩にも打たせんなよう‥‥」 そう言う声がてんでんに人....
椰子蟹」より 著者:宮原晃一郎
白い泡《あわ》を立てております。そこにはまだ一度もじかにお日様にあったことのない隠れ岩があるのです。又或ところには大きな輪を置いたように岩が水の上に突き出て、そ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
神崎の潜《くぐ》り島《じま》や俎島《まないたじま》、その他、水底にかくれた無数の隠れ岩がやらじと遮《さえぎ》るのですから、風浪険悪の夜は潮鳴りの声が大湊まで来る....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
仆れたが、彼らも獰猛のセリ・インデアン、容易に退こうとはしなかった。草に伏し木に隠れ岩を楯にし頻々と毒矢を飛ばせて来る。 その時、今度は丘の方からワーッという....