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「雄才〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雄才の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
た徐福が移住して来た処、謀叛僧|文覚が荒行をやった那智の大瀑が永久に漲り落つ処、雄才覇気まかり違えば宗家の天下を一もぎにしかねまじい南竜公紀州頼宣が虫を抑えて居....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
んでもてはやされた東坡詩の講義をば、桃源周興から聴聞した。周興をば実隆は「間出の雄才なり」と称讃している。かくのごとく詩集に造詣のあったくらいであるからして、彼....
法然行伝」より 著者:中里介山
長兄にあたり、椙生《すぐう》の皇覚|法橋《ほっきょう》の弟であって、当時の叡山の雄才と云われた人である。この皇円阿闍梨はこんど連れてこられた少年の聡敏なることを....
三国志」より 著者:吉川英治
ら、どうにもならん」 「ならん? ……そうかなあ」 「おれだって、若いし、大いに雄才を伸ばしてみたい気もするが」 「そこだ、呂布君。良禽は木を選んで棲むという。....
三国志」より 著者:吉川英治
らも曹操は敵の防戦ぶりに感嘆したほどだった。 平時の名臣で、乱世の棟梁でもある雄才とは、彼の如きをいうのかも知れない。彼はまた、前線遠く敗れて、帰路を遮断され....
三国志」より 著者:吉川英治
ちまち紅に染まり、雨よりしげき乱箭の下に、あわれむべし鳳雛先生――※統は、稀世の雄才をむなしく抱いて、白馬とともに斃れ死んだ。時、年まだ三十六歳の若さだった。 ....
黒田如水」より 著者:吉川英治
に現主の輝元はともかく、吉川元春といい小早川隆影といい、そう甘くは見られん。各※雄才だ」 「これ、これ。長治の叔父どの」 怺えかねたかの如く、秀吉が、上座から....