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「雄風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雄風の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
王の豪傑の心を攬る所以のもの、実に王の此の勇往|邁進、艱危を冒して肯て避けざるの雄風にあらずんばあらざる也。 四月、燕兵|大名に次す。王、斉泰と黄子澄との斥け....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
板輿に打乗らせ、天下取ったる公卿将卒に前後左右を護らして、錦の御旗を五十三|駅の雄風に翻へし、東下りを果し玉ひぬ。 西の京より移り来て、東の京に君はしも四十五....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
一詩が楽書《らくがき》してある。 猿郎出世是天魔(猿郎世に出づ是れ天魔) 一代雄風冠大倭(一代の雄風、大倭に冠たり) 可惜柴亡豊亦滅(惜しむべし柴亡び豊また滅....
二人町奴」より 著者:国枝史郎
。彼は金魚組の頭領であった。そこで緋鯉の藤兵衛とも云う。躯幹長大色白く、凜々たる雄風しかも美男、水色縮緬の緋鯉の刺繍、寛活伊達の衣裳を着、髪は撥髪、金魚額、蝋鞘....
墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
も知れませんが、いずれも意気|颯爽として、燃えるような好奇の眼を光らせています。雄風凜々として、鬨の声を上げんばかりの張り切りようです。夏の早暁の、爽やかな朝風....