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集大成
「集大成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
集大成の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
と、アレキサンドリア的な数学教師というような言葉がよく使ってある。丁度古代文学を
集大成したアレキサンドリアの学者のように、ペダンティックな教科書を用いて幾何や代....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
術の「本質」は何であるかを問題にする。之は要するにブルジョア的技術哲学の無批判な
集大成以外の何物をも齎さないだろう。それから第二に、経済の「本質」は何かと問う。....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
出版され、又読まれている。一見最も驚くべきことは、随筆全集というような現代随筆の
集大成まで出ていることだ。今日、随筆の存在を世に知らせたものは何と云っても内田百....
「予告殺人事件」より 著者:坂口安吾
わけではなく、むしろアメリカの戦法は三Sの延長であり、その術策手管の挙国総力的な
集大成に外ならぬと思われる。 ところが、日本人は探偵小説に於けるアメリカの被害....
「埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
、仏教哲学、程朱の学、日本の古典などにすべて通じている。著書も多く、当時の学問の
集大成の観がある。したがって思想傾向も、一切を取り入れて統一しようという無傾向の....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
の言行にはいっこう革新家としての面影が見えず、むしろ孟子が言ったように周の文化を
集大成した人として現われているからである。 人類の教師が他の場合には皆革新家が....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
は忠利の命によって、彼の生涯にわたって研鑽してきた兵法二天一流の事――つまりその
集大成を系列して、書いたものを、主家へさし出した。 「三十五箇条」 というのが....
「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」より 著者:戸坂潤
物であろうと、精神的能力・名誉・義務・自由に到るまで、商品として、巨大なる商品の
集大成として、吾々に示している。之が資本制社会という現段階の根本的な条件である。....