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集録
「集録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
集録の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虚構の春」より 著者:太宰治
年』トヤラム出版ノオモムキ聞キ及ビ候ガ御面倒ナガラ発行所ト如何《いか》ナル御作、
集録致サレ候ヤ、マタ、貴殿ノ諸作ニ対スル御自身ノ感懐ヲモ御モラシ被下度伏シテ願上....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
。中で最も重要な、ここでの問題に関する神話を、マスペロ(〔Maspe'ro〕)の
集録によって紹介することとする。すなわち、当時『虚無』の概念はまだ抽象的なものに....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
むしろ怖れに近い色を泛べた。「ところで、メーキンスが編纂した、『南亜戦争軍陣医学
集録』という報告集があるのですが、その中に、ほとんど算哲の場合を髣髴とする奇蹟が....
「読書法」より 著者:戸坂潤
ろう。――なお形態心理学の研究が盛んなのは九州帝大の心理学教室で、古典的な文献の
集録も出版されているし、研究発表や著述も多い。 12 「外国人」への注意書 ....
「映画芸術」より 著者:寺田寅彦
には用心しなければいけない。映画の実例についての著者の所論や感想は「続冬彦集」に
集録してあるから読んでもらいたい。姉妹芸術としての俳諧連句については昭和六年三月....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
ともみあっている間に、カンノ博士とスミレ女史は、装置を草むらにすえ、脳波と音波の
集録《しゅうろく》をした。 光る円筒《えんとう》 カンノ博士とスミレ女史....
「あとがき(『幸福について』)」より 著者:宮本百合子
般の常識の上にとりあげられなかった両性の社会関係についての考察が、この本の最後に
集録されている文章の中では、はっきりと明日の、より幸福の約束された社会をつくるた....
「あとがき(『宮本百合子選集』第四巻)」より 著者:宮本百合子
風にこの短篇をかいた。そして『新潮』に発表した。「鏡餅」はこんどはじめてこの本に
集録された。一九三〇年の暮日本プロレタリア作家同盟に参加し、「小祝の一家」あたり....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
態度は、全然これと選を異にする。われ等は、バイブルが人間界に漏らされたる、啓示の
集録であることを認め、之を尊重することを知っているが、しかしわれ等は、これに盲従....
「学位について」より 著者:寺田寅彦
のまだまだ十分とは云われない。試みに世界における物理化学に関する研究論文の文献を
集録した『フィジカリッシェ・ベリヒテ』及び『ケミカル・ニュース』の最近のものにつ....
「省察」より 著者:デカルトルネ
ことがらを証明すべきものとして持ち出され得るであろう様々の根拠のすべてをこの中に
集録することに努力いたしたわけではありませぬ。と申しますのは、かかることは、何ら....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
い算といわず、いわゆる数学パズルと称せられる興味深い問題を古くから研究し、そして
集録して早くから著書として世に紹介したのは、イギリス人エッチ・イー・デュウデニー....
「夢のお七」より 著者:岡本綺堂
手記の大要である。案ずるに、この記事を載せた「一話一言」の第三巻は天明五年ごろの
集録であるから、その当時のお七の墓はよほど荒廃していたらしい。お七の墓が繁昌する....
「妖怪学」より 著者:井上円了
えしもの、あるいは雑誌、あるいは新聞、あるいは諸小冊子中に参見せるあり。今これを
集録し、その部類を分かち、さらにその後研究したる事実を増補し、左に「妖怪学講義」....
「古事記」より 著者:武田祐吉
ができる。それと同時に、一方では、時代というつなぎによつて配列されている小説話の
集録とも見ることができるのである。勿論この書によつて取りあげられている時間的配列....