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雑煮餅
「雑煮餅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雑煮餅の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
含嗽し、衣を改めて芝浦、愛宕山、九段、上野、待乳山などに初日の出を拝し、帰来屠蘇
雑煮餅を祝うて、更に恵方詣をなす、亀戸天神、深川八幡、日枝神社、湯島天神、神田明....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
の遊戯を、三十年後の今日カフエーの女給たちの所で、かくし芸にしているのだ。正月で
雑煮餅をよばれたが、大きくて、辛口なのには閉口した。だがそれをしきりにおかわりを....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
過ごしなされますか。 丹那は淋しいお正月です。私たちは二人で心ばかりの祝いのお
雑煮餅もいただきました。艶子が二十九日に帰ってからはたいへん淋しくなりました。 ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
るのままで送ってよこす事もあるからツイ喧嘩《けんか》も始めるようなものさ。今朝の
雑煮餅《ぞうにもち》だって随分荒ごなしだったゼ」胃吉「あれは堪忍《かんにん》して....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
月もさせていない。 「なあ、十郎」 「は」 「おたがいに、屠蘇もまだ酌みあわず、
雑煮餅もまだだったな」 「そうでした」 「さぞ兵どもは、陰でぶツぶツ申しておるこ....