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雑筆
「雑筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雑筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「骨董」より 著者:幸田露伴
片鎧の金八はちょっとおもしろい談だ。 も一ツ古い談をしようか、これは明末の人の
雑筆に出ているので、その大分に複雑で、そしてその談中に出て来る骨董好きの人※もあ....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
いうと、評論が今日盛んだということと同じ系統の現象だったのである。随筆は一面雑文
雑筆とも考えられているが、アディソンやスティールによる「スペクテーター」などに於....
「三筋町界隈」より 著者:斎藤茂吉
を借りて朝夕そればかり読んでいるというのもいた。私が少年にして露伴翁の「靄護精舎
雑筆」などに取りつき得たのは、そういう医院書生の変り種の感化であった。 そうい....
「深川の散歩」より 著者:永井荷風
中洲《なかず》の河岸《かし》にわたくしの旧友が病院を開いていたことは、既にその頃の『中央公論』に連載した
雑筆中にこれを記述した。病院はその後《のち》箱崎川にかかっている土洲橋《どしゅう....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
、ひとえに私の「私本太平記」にすぎないことを断っておく。(三六・五・二九) 巻外
雑筆 ――史実と非史性と、作中人物などについて―― 第五巻の校訂をいま....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
って古い本にも多く出ているが、土地では津のオコナイということが、沢田君の五|倍子
雑筆に見えている。鬼を床下から引出して杓子で押える式だそうである。村の郷社の行事....