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難無く
「難無く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
難無くの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「取舵」より 著者:泉鏡花
鎮護の神の御声に気を奮い、やにわに艪をば立直して、曳々声を揚げて盪しければ、船は
難無く風波を凌ぎて、今は我物なり、大権現の冥護はあるぞ、と船子はたちまち力を得て....
「活人形」より 著者:泉鏡花
はだ便り悪ければ、太く心を痛めしが、あたかも好し得右衛門がこの折門を叩きしかば、
難無く銀平に抱かれて、雑具部屋へ押込まれつ、後より得右衛門が擒にされて、同じ室へ....