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「雪塊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雪塊の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画時代」より 著者:寺田寅彦
のものうい雫《しずく》に悠久《ゆうきゅう》の悲しみを物語らせ、なべの中に溶け行く雪塊に運命の不思議を歌わせ、氷河の上に映る飛行機の影に山の高さを示揚させたりする....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
い工夫はないかと、頭脳を絞ってみたが、不図《ふと》思付いて、彼はすこし後退すると雪塊を掘っては岩陰へ搬《はこ》んだ。そしてかなり溜った上で、今度はそれを掴《つか....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
塊にとりつきながら登攀《とはん》を始めた。見あげると、岩頭に吹きつけられた大きな雪塊が、いまにも雪崩《なだ》れ落ちて来るかと思われ、うつむけば断崖の下には氷の砕....
一ノ倉沢正面の登攀」より 著者:小川登喜男
あって、ピッケルを持たない二人のために二、三度確保したりする。雪渓の最後は巨大な雪塊が群立ち、写真で見る氷河の感を与えて自分たちを喜ばす。この小さいセラックスの....
」より 著者:中谷宇吉郎
※《さんかん》ニ生ジ以テ江河ノ源ヲ養フ 第四 冬寒支体|僵※《きょうちょく》ノ病雪塊ヲ取テ患部ニ擦※《さった》スレバ即チ愈《い》ユ 又臘雪水甘クシテ大寒 天行|....