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雲外
「雲外〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雲外の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
ことあり。侯、熊楠の言によりしか否かは知らず、数年前このことを大学連に話し、大野
雲外氏趣き掘りしに、貴重の上古遺品おびただしく発見せり、と雑誌で見たり。英国のリ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ばならないはずである。それにもかかわらず、ジュウェル(Jewell)が、太陽光球
雲外側のガスに於ける吸収スペクトル線の位置から算定した結果で見ると、これだけ高い....
「細木香以」より 著者:森鴎外
あろう。 安政三年の夏竜池は病に臥した。次で九月二十日に世を去った。法諡は白誉
雲外竜池善士と云う。また願行寺に葬られた。手代等は若檀那子之助の前途を気遣って、....
「上野」より 著者:永井荷風
望スレバ恰是一団ノ紅雲ナリ。春風駘蕩、芳花繽紛トシテ紅靄崖ヲ擁シ、観音ノ台ハ正ニ
雲外ニ懸ル。彩霞波ヲ掩ヒ不忍ノ湖ハ頓ニ水色ヲ変ズ。都人士女堵ヲ傾ケ袂ヲ連ネ黄塵一....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
途次にありて迷中に出没し、暗裏に彷徨して進路をとるゆえんを知らざるのみ。あたかも
雲外に明月あるを知らず、林外に秀山あるを知らざるがごとし。ゆえに、余はヤソ教をも....