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電器
「電器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
電器の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
手の信号を探し続けた。 だが、何の応答もなかった。 その日別途に約二百台の集
電器が怪人城塞の周囲に投下された。この集
電器は城塞の近くに落ちて、怪人たちの発す....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
変な置物に目をつけておいでのようですな。そうです、君の仰有るとおり、それは加減蓄
電器の壊れたものなのですよ。半分ばかり溶けてしまって、アルミニュームが流れ出した....
「海底大陸」より 著者:海野十三
器械もかんたんでそまつであった。 パイクソンは、かたい決心を眉の間にみせて、無
電器械のまえに近づいた。そして、まず、電源スイッチをぐっと入れてみると、うまく電....
「物理学圏外の物理的現象」より 著者:寺田寅彦
として一時盛んに研究されるようになった。またスイスの山間の中学校の先生が粗末な験
電器の漏電を測っていたことが、少なくも間接には近代電子的物質観への導火線となり、....
「断層顔」より 著者:海野十三
とが、ロマンのすべてを語っているように思った。探偵は、自分の脳髄の中のすべての継
電器に油をさし終った。 「どうぞお気に召すままに……。で、どんなことでございます....
「大脳手術」より 著者:海野十三
どはその後に順番に配列座標が決定される。それから配列|替えの手術だ。電気メスと帯
電器具と諸電極とを使ってこの手術は僅か五分間にて完了する。そうなれば太股の切口も....
「時計屋敷の秘密」より 著者:海野十三
、どの音色が誰の笛か、それはよく知っていた。 六条は、自分がこしらえた短波の無
電器械をさげていた、それはべんとう箱を四つあつめたぐらいの大きさで、大して重くな....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
おける脳細胞の、活動のときにともなう現象と同じです」 「それはこじつけだ」 「継
電器はどうです。僅かの電気的刺戟によっていずれかへ動き出し、あげくの果は、大きな....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
す。 「要注意」も、今さら遅いという外ない。 そのとき彼は、ゴンドラの中に、無
電器械がありはしないかと気がついたので、腰をかがめて、あたりをふりかえった。 「....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
ていた奴です。あのとき此奴は、兄さんに苦められたのです。兄さんは護身用に、携帯感
電器をもっていらっしゃる。あの強烈な電気に相当参っているところへ、あの硝子の裂け....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
の大きさで、その上に小さい柱が出ていた。蓋をとってみると、意外にも中から小型の無
電器械がでてきた。 「おや、無
電器械じゃないか」 と船員は呟いたが、函の中には....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
臓も、まさにチャンと活動しているのであった。 「――こっちが増幅器で、こっちが継
電器ですよ」と馬詰はドライバーの先で機械を指した。 「これが身体を直立させるジャ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
った。 その上に、気にかかるのは、彼の秘蔵していたペンキ缶に仕かけてある短波無
電器がなくなって、今は祖国日本へこの重大な心配を通信するみちがなくなったことであ....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
万遍なく動かし、針の尖端が板の全面を隈なく通過するようにする。そして針と種板に発
電器の両極をつないでおけば、針が種板の突起すなわち光に感じた部に触れるごとに電流....
「運命のSOS」より 著者:牧逸馬
完成された今日の科学知識から観ると、この一九一二年当時の閃光伝達機とクリスタル検
電器は、斯ういう非常時の役に立たない幼稚なものだったように考えられ易いが、決して....