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「電極〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

電極の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙女囚第一号」より 著者:海野十三
トは暗く光って、熱電子は少ししか出てこない。この熱電子の進路を、ブラウン管の制御電極でもって、はじめと同じように走査《スキャンニング》してやると、電光板の上に、....
白蛇の死」より 著者:海野十三
けた長い報告であった。 要は、今しがたの停電は二人の男が変電所の一千ヴォルトの電極に触れて感電死したことによるもので、二人共全身黒焼けとなり一見いずれが誰と識....
電気看板の神経」より 著者:海野十三
電死であり、その高圧電気は、ふみ子の乳下と、万創膏の貼りつけてあった首の後部とに電極を置かれて放電せられたもので、相当強い電流が心臓を刺し其の場に即死をとげたこ....
地球盗難」より 著者:海野十三
きな放電管が現れてきた。硝子球は満月のように大きかった。その中に、銀色と金色との電極が輝いていた。壁スイッチが押されるとジジジーというかすかな音がして、この放電....
物理学圏外の物理的現象」より 著者:寺田寅彦
っては上記の樹枝状とかなりよく似た形を示すことがある。また写真乾板上の一点に高圧電極の先端を当てて暗処で見るとその先端から小さな火球が現われて徐々に膜上をはって....
大脳手術」より 著者:海野十三
に順番に配列座標が決定される。それから配列|替えの手術だ。電気メスと帯電器具と諸電極とを使ってこの手術は僅か五分間にて完了する。そうなれば太股の切口も、これに接....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
のが寝かしてあった。 その壜のようなものの中には、銀色に光る大きな団扇のような電極が、縦軸の方向に平行しており、それから壜の外へ長いピストンの軸のような金属棒....
夢判断」より 著者:寺田寅彦
きに友人は天井から垂れ下がったコードを目撃したであろうし、またソケットに露出した電極の電圧の危険を無意識に意識したのではないかと思われる。それがこの夢の第二の素....
脳波操縦士」より 著者:蘭郁二郎
を働かすと、そこに一種の電気が起るんです。これは極く微細なものですけれど、鋭敏な電極をもって、その確かに存在していることが確かめられるばかりでなく、それを増幅し....
話の種」より 著者:寺田寅彦
問に使おうというのがいわゆる測心器の目的であるそうな。先ず嫌疑者の両の手に器械の電極をシッカリ握らせておいて、色々の問を掛ける、そのうちにギックリ胸にこたえる事....
科学が臍を曲げた話」より 著者:海野十三
よりもずっと効き目が強いのです。この施術の方法は、超短波が盛んに通っている二つの電極の間に、人体の患部を入れるのです。電極というのは金属板で出来ていまして盆のよ....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
電流の強さを水の電気分解を用いて測定を発見した。 ファラデーの書いた中には、「電極に現われて来る割合を表わす数を、電気化学当量と呼ぶことにする。しからば水素、....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
変り咲き」の国花の花鉢に接触したとたん、交流した精神錯乱の過剰電気が、君の大脳の電極でスパークしたのに違いないよ。だから、まず手始めにその方の療治を始めなくては....