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「電磁石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

電磁石の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
俘囚」より 著者:海野十三
いて、博士の身体がバネ仕掛《じか》けで、この辺の高さまで飛び出して来たとすると、電磁石の働きで、この人造手足がピタリと嵌《はま》るのです。しかしこの動作は、博士....
恋愛曲線」より 著者:小酒井不木
って導き、それを蜘蛛の糸よりも細い、白金で鍍金した石英糸に通過せしめ、糸の両側に電磁石を置くと、糸を通過する電流の多寡によって、その糸が左右に振れるから、その糸....
藤の実」より 著者:寺田寅彦
目に見えぬ怪物が木々を揺さぶりでもしているか、あるいはどこかでスウィッチを切って電磁石から鉄製の黄葉をいっせいに落下させたとでもいったような感じがするのであった....
蓄音機」より 著者:寺田寅彦
場にそういう器械が現われた事を聞かない。 音波によって起こされた電流の変化を、電磁石によって鋼鉄の針金の付磁の変化に翻訳して記録し、随時にそれを音として再現す....
」より 著者:寺田寅彦
かまとめておきたいと思いながらそのままになっている。池の断面の形をした鉄板の片を電磁石の間において、それに鉄くずを振りかけて、その磁力線の分布を、実地と比較した....
B教授の死」より 著者:寺田寅彦
した。 大きな長方形の真空ガラス箱内の一方にB教授が「テレラ」と命名した球形の電磁石がつり下がっており、他の一方には陰極が插入されていて、そこから強力な陰極線....
人造人間事件」より 著者:海野十三
ーの先で機械を指した。 「これが身体を直立させるジャイロです。こっちが腕を動かす電磁石装置。こっちのが脚の方です。左右二つに分れていますでしょう。首の方もついで....
レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
、彼は自分の実験に着手した。ルムコルフコイル、グローヴ電池、無定位電流計、大きな電磁石、タムソンの高抵抗ガルヴァなどを買入れた。最初にやった実験は、電流計の磁針....
話の種」より 著者:寺田寅彦
月一日『東京朝日新聞』) 十一 磁力起重機 強い電磁石を使って重い鉄片などを吸い付けて吊し上げ、汽車や汽船の荷上げや荷積みをする....
科学者と夜店商人」より 著者:海野十三
良電導体である。若しこれがアベコベだったら鵜烏に小さい鉄片をつけて置いて、液中に電磁石をしのばせれば、電磁石の吸引力で鵜烏を水中に引っ張り込むことが出来るのだが....
人造物語」より 著者:海野十三
岡山大助君という少年が今度、人造犬を発明した、これは犬の腹中に電話器、モートル、電磁石、高圧器、真空管、スピーカー等を材料にして、でっちあげた機械がしかけてある....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
にファラデーのみでなく、他にも多くあった。その中で成功した一人はスタルゲヲンで、電磁石の発見をした。鉄心を銅線で巻き、銅線に電流を通ずると、鉄心が磁気を帯ぶると....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
つほどのでっかいものだぜ」 「それをなんとか小型にしてさ」 「いや、高圧絶縁とか電磁石とかを考えれば、ちょっと小さくはされないね」 「ラジウムかなにかを使って、....