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電装
「電装〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
電装の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
第に沖のほうに押し広げ同時に漁獲物の種類を豊富にした。今では発動機船に冷蔵庫と無
電装置を載せて陸岸から千海里近い沖までも海の幸の領域を拡張して行った。 魚貝の....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
らくして、カンノ博士はスミレ女史と連れ立って、艇内から携帯式《けいたいしき》の無
電装置のようなものを背負って出てきた。正吉は目を丸くして、それは何をする機械かと....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
いて説明しているらしいが言葉はさっぱり分らない。しかし帆村は、その小型器械が、無
電装置であることに気がついた。 小山嬢は、もう一つの靴の中からも、別の器械を取....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
あって、遠方からでもその位置がわかるように空間漂流器全体が照明されている。 無
電装置は送受両用のものがついているから、連絡にはことかかない。 原子力発電機が....
「超人間X号」より 著者:海野十三
室の中には、人間一人いなかった。壁のスイッチをひねっても、部屋の中には、大きな放
電装置と、いくつかの機械が並んでいるばかり、博士はこの部屋から出て来たはずはない....
「火星探険」より 著者:海野十三
そこで特別の電熱が用意されてあった。それは極く小さな原子力エンジンに直結された発
電装置であった。この原子力発電機は、その他いろいろな仕事をも、つとめる源であった....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
「ここにあるのが、訪問者の身許透視器だ」 と、博士は壁に嵌めこんである複雑な弱
電装置を指し「入口の扉に近づくと、この人体周波分析器が働いて、その人物のあらゆる....
「もくねじ」より 著者:海野十三
あげると、別の大きな機械台の上へ連れていった。その傍には、ぴかぴか光った大きな無
電装置のパネルがたくさん並んでいた。これは国際放送用の機械であるらしい。 木田....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
山岸少年は、いつでも命令一下、地上の本隊へ無電連絡ができるようにと、左手で無
電装置の目盛板を、本隊の波長のところへぴったり固定し、右手の指で電鍵を軽くおさえ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
をのりだしました。 「爆撃機隊へ連絡!」 大尉が叫んだので、通信員はすぐさま無
電装置のスイッチを入れ爆撃機隊の司令をよびだしました。 「はい、爆撃機司令です」....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
キなのだ」 「え、たいへんと申しますと」 「うん。このステッキの中には、精巧な無
電装置が仕掛けてある。これをもってゆき、こっちと連絡をとれ。しかし、むやみに使っ....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
え、そいつはもうすっかり出してあります。船の向う側へ抛りだしてあるんです」 「無
電装置は出したろうな」 「ええ、短波式のを一組、いま出しにかかっているところです....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
は西へ西へと流れていた。どうやら潮流のうえにのっているらしい。 「おい古谷君、無
電装置を持ってこなかったかね」 と船長がきいた。 「はあ、持って来たことには来....
「運命のSOS」より 著者:牧逸馬
の送電能力を有っていて、現にいまでも、一、二流の大船客以外は、多くはこの様式の無
電装置を備えて立派に使用している位いである。無線電信の方面から観たタイタニック号....
「人のいない飛行機」より 著者:田中貢太郎
気の早い連中が機体によじ登って操縦席から機関室を探してみたがやはりいない。 「無
電装置かも知れねえや」 しかし、そうでもないらしい。まもなく駐在所の巡査が来、....