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「電話番号〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

電話番号の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人間失格」より 著者:太宰治
び、自分も、そう呼びなれていました。 自分は警察の電話帳を借りて、ヒラメの家の電話番号を捜し、見つかったので、ヒラメに電話して、横浜の検事局に来てくれるように....
大島が出来る話」より 著者:菊池寛
、一時|茫然《ぼうぜん》として居た。が能《よ》く見ると、発信人新橋二七八一番と、電話番号が書いてある。之は、譲吉が、今迄に幾度も呼び出した、馴染《なじみ》の深い....
蠅男」より 著者:海野十三
からすぐに帳場をつながないで、一旦部屋から外線につないで貰い、電話局から再び別の電話番号でこのホテルに懸け、一度交換台を経て帳場につないで貰ったんですなア。そう....
正義と微笑」より 著者:太宰治
始めてみたらいいだろうという事なんだよ。」 「そうだろうか。」 鴎座の事務所の電話番号を捜し出すのに骨を折った。兄さんが、銀座のプレイガイドに勤めている兄さん....
愛と美について」より 著者:太宰治
ない例は、卑近な所に沢山あるが、多すぎてかえって挙げにくい。たとえば、僕のうちの電話番号はご存じの通り4823ですが、この三|桁と四|桁の間に、コンマをいれて、....
映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
の中で電話工夫を活躍させている。それからまた犯人と目星をつけた女の居所を捜すのに電話番号簿を片端からしらみつぶしに呼び出しをかける場面などもやはり一つの思いつき....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
ださい。窓の遮蔽は、おさわりになりませんように。失礼いたしました」 「君の部屋の電話番号は……」 「構内四百六十九番です。しかしあたくしはたいてい外を廻っており....
火星兵団」より 著者:海野十三
らせてくれ。どこからでもいいから、電話をかけてくれればいいんだ。ほら、この名刺に電話番号が書いてある」 千二は、佐々にいろいろと、たしなめられたり、たのまれた....
崩れる鬼影」より 著者:海野十三
とです。 (まず警察へこの椿事を報告し、救いを求めよう。それがいい!) 警察の電話番号は、電話帳の第一|頁にありました。私は自動式の電話機のダイヤルを廻しまし....
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
覚えていてそっと教えてあげた。教え方がはやすぎても気に入らなかった。彼の知合いの電話番号を暗記していて、――というのは、彼は決して自分で控えておくことをしなかっ....
貞操問答」より 著者:菊池寛
。いずれかへ、ぜひお電話をねがいます。電話が、ご都合わるき時は、お手紙を。会社の電話番号は、銀座五六八一です。一刻も早くお目にかかりたいと思います。 文句は、....
被尾行者」より 著者:小酒井不木
手で受取って見ると「白木又三郎」という名で、隅には「国際生命保険会社」とその番地電話番号が印刷されてあった。 「どこまで探偵というものは狡猾なものだろう。彼は店....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
話へ出ると、平常と違った切口上になるのでした。兄は数学というものが不得手なので、電話番号が覚えにくいらしく、何かの字を当てて覚えようとなさいます。譬えば親戚や自....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
士、鉄道会々員、新聞同盟外報部長という肩書附きで、本宅は青山の親爺さんのところで電話番号までチャンと刷らせるというのだ。明朝までにととのえろだ。脅かすなというと....
鳩つかひ」より 著者:大倉燁子
いよ』と言ったので、こんどは他へかけて同じ言葉を繰り返してみた。すると『どうして電話番号を知ったか』と話の返辞より先に詰問だ。しめた! と思って『吉公が教えた』....