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「震怒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

震怒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三右衛門の罪」より 著者:芥川竜之介
る》を揚げねばなりませぬと、なおも重玄を刺《さ》さんとせし所へ、上様にはたちまち震怒《しんど》し給い、筒《つつ》を持てと御意あるや否や、日頃|御鍛錬《ごたんれん....
李陵」より 著者:中島敦
杜周《としゅう》、太常《たいじょう》、趙弟《ちょうてい》以下、誰一人として、帝の震怒《しんど》を犯してまで陵のために弁じようとする者はない。口を極めて彼らは李陵....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
。 と答え終って、神色自若。満廷の群臣色を喪《うしな》い汗を握る暇もなく、皇帝震怒、万雷一時に激発した。 咄《とつ》、汝|腐儒《ふじゅ》。朕汝が望を許さん。....
三国志」より 著者:吉川英治
いう有様であった。 なんたる非道、無礼。つねにお怺え深い献帝も、身をふるわせて震怒せられた。 「汝ら臣子の分として、何をいうか。朕、位に即いてより三十余年、兢....