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「震音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

震音の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
だいこん」より 著者:久生十蘭
うちの賢夫人がおしずまりになったので、子供芝居の悪漢の登場のようにヴァイオリンの震音《トレモロ》つきで、ぬき足しのび足でパパの書斎へ忍びこんだ。 なんだかしら....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
げる。瀞八丁から奥瀞までの探勝の美文は彼女のそらんじるまま口をついて出で、船体の震音とともに、一つの音楽にさえなっている。水悠々。人悠々。 宮井から、水路がわ....