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「霊媒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

霊媒の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
であるが、諸君もかねてお聞きおよびかと思う例の心霊研究会で、有名なるN女史という霊媒を通じて、作者がその亡友から聞いた告白なのである。その告白は、実に容易ならざ....
西湖の屍人」より 著者:海野十三
もう亡くなっているのです。それは、先生の霊を生前の世へお迎えするために使っている霊媒の御婦人の身体なのです。お判りですか」 「なに、霊媒? これはわしの魂が乗り....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
に感動しやすい、どっちかというと、我儘も強い方の女性でした。そんな人は、読心術の霊媒に使うと、非常に、うまく働くんだそうです。早く云うと、帆村君は、紅子を昏睡状....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
・マグヌスが携帯用風琴で行った時も同じ事なんだ。それから近世になって、伊太利の大霊媒ユーザピア・パラルディノが、金網の中に入れた手風琴を動かしたけれども、肝腎の....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
大丈夫、入場許されます」 「なかなかやかましい会なんですね」 「そうです。心霊が霊媒《れいばい》の身体にのりうつって、ふしぎなことをいたします」 「心霊とは何で....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
に謹呈するに当たり、この由来の一端を記すこと爾り。 淺野正恭 霊界通信――即ち霊媒の口を通じ或は手を通じて霊界居住者が現界の我々に寄せる通信、例を挙ぐれば G....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
目次 解説 第一章 幽明の交通とその目途 第二章 健全な生活 第三章 幽明間の交渉 第四章 各種の霊媒能力 第五章 幽明交通と環境 第六章 夫婦関係 第七章 真の宗教 第八章 神....
鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
のは、勿論、科学者ではあったけれど、更に夫れ以上忍術家は、心霊科学で云う所の、「霊媒(ミイジャム)」であったのであった。 霊媒とは霊魂の媒介者である。 人間....
あの世から便りをする話」より 著者:海野十三
、その友達が私の所へ来て、「『心霊研究会』というものがあって、其処に実に素晴しい霊媒が見付かった。自分は今まで研究をして居ったけれども、これ以上の霊媒はない」事....
銀三十枚」より 著者:国枝史郎
れを破壊する電子の群れ! そんなものが私には、「見える」のであった。だがまだ私は霊媒ではなかった。しかし早晩なるだろう。他界の消息、黄泉の通信、幽霊達の訴言、そ....
噴水物語」より 著者:岡本かの子
イルの神秘主義を信奉なさいますか」と訊いてみた。夫人は「あんな通俗なもの、単なる霊媒術です」と言った。そして「私のは合理に拠る美的判断の結果、粗物を棄捨した現実....
魔性の女」より 著者:大倉燁子
の。修業して、磨かなくっちゃ損です。そして、あなたがもしか失業でもなすったら、私霊媒になって、うんとお金儲けて、あなたを左団扇で遊ばしておいて上げるわ」 「馬鹿....
心霊の抱く金塊」より 著者:大倉燁子
× × 五億万円ばかりの金塊が、ある洞窟の奥に隠されている、と、一人の優れた霊媒が云い出したのは、よほど前のことである。ナヒモフ号やリュウリック号を聯想して....
消えた霊媒」より 著者:大倉燁子
「あなたは美人で有名だった小宮山麗子という霊媒女がある大家へ招ばれて行って、その帰りに煙のように消えてしまった不思議な事件....
予謀殺人」より 著者:妹尾アキ夫
ですが、犬と人間とのあいだに、精神感応があるわけでもなければ、犬の考えをつたえる霊媒がいるわけでもない。犬は人間の及びもつかぬ鋭い嗅覚をもっていますから、その複....