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「霰弾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

霰弾の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古狢」より 著者:泉鏡花
ないです。)またそういって、撃鉄をカチッと行る。 貰いものの葉巻を吹かすより、霰弾で鳥をばらす方が、よっぽど贅沢じゃないか、と思ったけれど、何しろ、木胴鉄胴か....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
き間などを通して射撃されたので、鹿柴《ろくさい》を持ってきて壁や敵に火を放った。霰弾《さんだん》は火炎をもって応戦された。 荒廃したその翼部のうちに、鉄格子の....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
し得る。彼らは溝《どぶ》の中で遊んでいる、けれど騒動があるとすっくと立ち上がる。霰弾《さんだん》の前にもたじろがないほど豪胆である。いたずらっ児だったのが英雄と....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
や袋町で銃火がかわされる。防寨《ぼうさい》は幾度も奪われ奪い返される。血は流れ、霰弾《さんだん》は人家の正面に蜂《はち》の巣のように穴をあけ、銃弾は寝所の人々を....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
くて、憤怒の発作だった。その角面堡をまもってるカラビン銃は、中に交じってた数個の霰弾銃《さんだんじゅう》とともに、瀬戸物の破片や、骨片や、上衣のボタンや、また銅....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
んとする時に当ってこれを空中から投げ付けるのである。だから人民はたまらない。その霰弾を防ぐ武器としては、充分立派な武器を拵えなくちゃあならん。その武器はまず彼ら....