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「青果〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

青果の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
見よ、花袋氏、藤村氏、天渓氏、抱月氏、泡鳴氏、白鳥氏、今は忘られているが風葉氏、青果氏、その他――すべてこれらの人は皆ひとしく自然主義者なのである。そうしてその....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
熱射も避け、水も手に入れ、ときどき鳥をうっては腹をみたす。が、なにより困ったのは青果類の欠乏で、そろそろ壊血病の危険が気遣われるようになってきた。 すると、ち....
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
或は「沓手鳥孤城落月《ほととぎすこじょうのらくげつ》」とか、 その他、 真山青果氏の維新物の諸作品「京都御構入墨者」「長英と玄朴」「颶風《ぐふう》時代」。 ....
道標」より 著者:宮本百合子
ィキ(多数派)にわかれた。きょう、ロンドンのコヴェント・ガーデンがロンドン最大の青果市場であるというだけでなく、そこに「労働者の生活」の発行所があり、イギリス共....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
特記されている。 四十年の文学の舞台では、正宗白鳥、徳田秋声、国木田独歩、真山青果、二葉亭四迷の活動が刮目されて、花袋の「蒲団」と二葉亭四迷の「平凡」は文学史....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
家として大舞台の上演にふさわしい作品を書く人は、従来少なかった。最近死去した真山青果のほか、中村吉蔵、参議院議員となった山本有三などのほかには、若い戯曲家は、主....
農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
唯一の「土」以外には、ほとんど見つからない。たまたま扱われているかと思うと、真山青果の「南小泉村」のように不潔で獣のような農民が軽薄な侮べつ的態度で、はなをひっ....
文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
、東北地方の暗鬱な空気が感じられます。そのような暗鬱な生活の中にある生活は、真山青果氏も『南小泉村』の中で、如実に言っています。 「百姓ほどみじめは立つて歩いて....
食べもの」より 著者:佐藤垢石
説明は、簡単だ。 試みに、私の手もとにある昭和十九年十二月二十日現在の、群馬県青果出荷統制組合発表、青果物関係公定価格表を、一覧してみよう。なるほど、青物は安....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
は一層増産に励まんかと、覚悟致し居り候。 末筆ながら御報告申上げたきは、山菜と青果の栄養に育つ、わが子等の姿に御座候、未だ九歳と十一歳の幼年に候え共、男の児は....
夜の構図」より 著者:織田作之助
ている冴子を不愉快に思った。 「しかし、あの芝居には人の心を打つものがない。真山青果の芝居は、とにかく人の心を打つからね。モラルがある」 「そうです。しかし、僕....
絵画について」より 著者:三好十郎
世界では志賀直哉などの作品とは殆ど縁のない、新人作家が続々と発生して来たり、真山青果の名も知らない劇作家や俳優が大勢できて来ている。 このことは考えようでそれ....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
送れと書いた紙を笹の枝につけて、草餅を添えて家のそばに立てる風が昔あったと、真山青果君の仙台方言考に出ているが、これなどまだ江戸風を真似たものとも想像し得られる....