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青線
「青線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
青線の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
ラトリアムがしかれた。瀕死の病人の体温表をみると、脈搏の数は益々多く、高く高くと
青線は下から昇りつめるのに、体温は、命数のつきるにしたがって、低く低くと衰えて来....
「怪塔王」より 著者:海野十三
して、それをずっと西へひっぱっていった。そうするとさっきひいた赤線と、いまひいた
青線とが交ったその地点こそ、勿来関! 4 方向探知器というものは、た....
「流線間諜」より 著者:海野十三
全体が、そして下には遥かに濠洲が見えている。その地図の上には、ところどころに太い
青線で妙な標がついていた。――ああ矢張り密偵団の陰謀は、この大地図の上に印せられ....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
」 「ラインといっても、いろいろだ。マッカーサー・ライン、李《り》ライン、赤線に
青線……市には市警の面子《メンツ》というものがある。こんなところで、大きな顔でシ....
「オスカー・ブロズキー事件」より 著者:妹尾アキ夫
えの、紐の箱が目についた。彼がその箱を床におろすと、ソーンダイクはそのなかから、
青線のまじる紐をぬきだして、手に持つ紐とくらべてみた。 「どちらにも
青線がまじっ....