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「青軸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

青軸の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文鳥」より 著者:夏目漱石
》り木《ぎ》を離れた。そうしてまた留り木に乗った。留り木は二本ある。黒味がかった青軸《あおじく》をほどよき距離に橋と渡して横に並べた。その一本を軽く踏まえた足を....
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
四五日は別段の事もなく過ぎ去った。白磁《はくじ》の水仙がだんだん凋《しぼ》んで、青軸《あおじく》の梅が瓶《びん》ながらだんだん開きかかるのを眺め暮らしてばかりい....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
に無暗に樹木を植え込んだ園内を歩いて、若木の梅の下に立った。成程咲いた、咲いた。青軸また緑萼と呼ばるゝ種類の梅で、花はまだ三四輪、染めた様に緑な萼から白く膨らみ....