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青金
「青金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
青金の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「橋の下」より 著者:ブウテフレデリック
のだ。その時の事はもう精《くわ》しくは知っていない。忘れてしまった。とにかくその
青金剛石はおれが持っている。世界に二つとない正真正銘の
青金剛石だ。世界中捜しても....
「泉ある家」より 著者:宮沢賢治
って県道を北へ下った。 道の左には地図にある通りの細い沖積地《ちゅうせきち》が
青金《あおがね》の鉱山《こうざん》を通って来る川に沿《そ》って青くけむった稲《い....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
瓜のうつろへ、一つには蛍を、頸の銅に色を凝らして、烏金の烏羽玉の羽を開き、黄金と
青金で光の影をぼかした。一つには、銀象嵌の吉丁虫を、と言っていた。 こう陳列す....
「精」より 著者:マクラウドフィオナ
て行った。 月は、森の樹々のたゆたう波の上に絶間《たえま》なく黄ろい焔を散らす
青金の火の円のすがたして、徐《しず》かに昇った。星がひとつひとつ現われた。ふかい....
「三国志」より 著者:吉川英治
の日の戦いへ臨んだ。 この日、大将兀突骨は白象にのり、白月の狼頭帽をいただき、
青金白珠をちりばめた鱗縅しの胴を着込んで、四肢は黒々と露出し、さながら羅漢の怒れ....