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非有
「非有〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
非有の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
る見事な一二九番の賛美歌で、訳してみるとこうである。 一つの「有」もなく一つの「
非有」もなかった、 空気で満たされた空間も、それを覆う天もなかった。 何物が動い....
「絶対矛盾的自己同一」より 著者:西田幾多郎
。 歴史的世界においては、過去は単に過ぎ去ったものではない、プラトンのいう如く
非有が有である。歴史的現在においては、何処までも過去と未来とが矛盾的に対立し、か....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
れはわしのこれまでの研究によって推察すると、どうやら竜骨座密集星団系から出て来た
非有機的生物――というと地球の学者たちは一言のもとに馬鹿なというかもしれないが、....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
らば》のように、滑《すべ》っこい坂の縁をすれすれに、幾時間も歩きつづけるような、
非有機的な和声《ハーモニー》や執拗《しつよう》な単調《モノトニー》やサラ・ベルナ....
「省察」より 著者:デカルトルネ
極的な観念が現われること、そして私があたかも神と無との間の、すなわち最高の実有と
非有との間の中間者をなしており、かようにして、最高の実有から創造せられた限りにお....
「狐」より 著者:岡本かの子
非有想非無想処――大智度論 時は寛保二年頃。 この作中に出る人々の名は学者上りの....