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非業の最期
「非業の最期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
非業の最期の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
た。 したところによると、それなるあるじがなんとも不思議なほど若すぎるのです。
非業の最期を遂げている女を三十五、六とするなら、少なくもそれより七、八つは年下だ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
残るてだてはいずれもことごとく困難なものばかりです。例のからめて戦法にしたがい、
非業の最期を遂げたおへやさまの素姓を洗ったうえで、いかなる恨みのもとにかような所....
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
終り」 ペンとバラの二人は、電気にうたれたように、慄えおののいた。博士コハクの
非業の最期を、ただいまアサリ女史の言葉によって二人は始めて知ったのであるから。 ....
「復讐」より 著者:夢野久作
強い、雪の真白い山の上で、一種の幻覚錯覚に陥って、自分でも予期しない自殺同様の、
非業の最期を遂げたもの……と主張しておられるのでしょう」 「イヤ。ちょっとお待ち....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
ちていった。 こんなところに迷い来て、千代子たちに会うようなことになったのも、
非業の最期を遂げた仏が一念籠めて僕を引き寄せたわけだったかも知れない。これも人の....
「蠅男」より 著者:海野十三
。お祭りさわぎのように多数の警官隊にとりまかれながら、奇怪にも邸内の密室のなかに
非業の最期をとげた糸子の父、玉屋総一郎。彼女にはもう父もなく、母とはずっと昔に死....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
さんはもう声が出なかったそうで……。これはどうしても唯事でない。せがれは何処でか
非業の最期を遂げたに相違ないと、おっかさんは半気違いのようになって自身番へ泣き込....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
事十八年前、本郷三丁目藤村屋新兵衞という刀屋の前にて、何者とも知れず人手に罹り、
非業の最期を遂げたゆえ、親の敵を討ちたいと、若年の頃より武家奉公を心掛け、漸々の....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ふたたび音もなしに閉じられた。娘はどこかへ消えてしまったのである。もしや何処かで
非業の最期を遂げて、その魂が自分の生まれた家へ迷って帰ったのかとも思われるが、彼....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
どんな用があってのことだネ」 「左様です。ちょッと申上げにくいことですが、旦那が
非業の最期をおとげなすッた際ですから、包まず申上げます。オカミサンと芳男さんの仲....
「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
る。 守人の父水戸の篁大学とは同学のあいだだったので、大学が何者かの手にかかり
非業の最期を遂げ、その子の守人が父の仇敵《きゅうてき》をねらって江戸へ出て来たと....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
いた。たとえば、かの「忠臣蔵」の七段目で、おかるの口説きに“勿体ないが父さんは、
非業の最期もお年の上”というのは穏かでない。勿論、この議論は江戸時代にも唱えられ....
「金山揷話」より 著者:大鹿卓
か憤ろしいものが湧き上っていた。それが相手の男の野蛮な行為に対する憤りか、市岡が
非業の最期を招いた事への憤りなのか、自分にもわからなかった。あるいはもっと潜在的....
「公園の花と毒蛾」より 著者:小川未明
どおりいたしました娘は、さる地方において、俵を積み重ねまする際に、腹帯が切れて、
非業の最期を遂げました。それにつきましても、命がけの芸当ゆえ、無事になし終わせま....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
の界隈に火事を避けていたことであろう。従って又僕は勿論、僕の家族もかれ等のように
非業の最期を遂げていたかも知れない。僕は高い褐色の本所会館を眺めながら、こんなこ....