面と向かう[語句情報] » 面と向かう

「面と向かう〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

面と向かうの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
をどこまでも知り抜きながら、そして身につまされて深い同情を感じながら、どうしても面と向かうと殺したいほど憎まないではいられない葉子の心は自分ながら悲しかった。 ....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
た。しかし女性を軽蔑《けいべつ》する点では、男性に対すると変わりなさそうで、女に面と向かうといかにも四角ばって、ほとんど近寄ることができないくらいにふるまった。....
巷説享保図絵」より 著者:林不忘
へ迎えられて行く気でいるのだ。お高は、かなしくなった。決心はしたものの、こうして面と向かうと何といって切り出したらいいか、わからなかった。 従妹だと磯五がいっ....
挿話」より 著者:徳田秋声
たものがまだ残っていて、ぎやまんが盛られたりした。 お絹は蔭でそうは言っても、面と向かうと当擦りを言うくらいがせいぜいであった。少し強く出られると返す言葉がな....