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面出し
「面出し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面出しの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
も逃がしちゃあいけねえ。まだほかにどんな奴が忍んでいるかも知れねえ。源次は表向き
面出しをするわけにも行かねえんだから、多吉一人じゃあちっと手不足かも知れねえよ。....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
そう吐かせ。) (はい、)と、手を支く。 (さっさと去ね、こない場所へのこのこと
面出しおって、何さらす、去ねやい。) (はい、)とそれでも用ずみ。前垂の下で手を....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
だから。では月曜日に。
附
例によってお約束の報告を。
さて、帖
面出しかけて。
先月は十一日ごろの手紙で前月の報告したのでしょう。その中に、で....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
った。
「手前なんぞの、青っ臭えのに、骨を折られて、このまま引っ込んじゃ、仲間へ
面出しができねえや――若旦那、止めちゃあいけねえ。後生だから――」
庄吉は、乱....
「番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
きっと叱らるる。ましておとといの今日じゃ。お叱言の種は沢山ある。所詮お帰りまでは
面出し無用じゃ」 いつもの事で、珍らしくないと思いながらも、鎌髭を食いそらした....