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面形
「面形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面形の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
、おそらく老年の豹でもあるいたらしい泥濘《でいねい》の穴に足をとられ、ぺたりと、
面形を地につけ動けなくなってしまった。そこには、暖水をこのむ大|蟻《あり》が群れ....
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
が洞壁の滴り水を啜《すす》ったことは、前にも申しました。ところが、その際に出来た
面形《めんがた》が、あるいはその後、温泉の噴出が止むと同時に干上がってしまったの....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
りではなく、今日に至って愈々本当の(神学的な!)弁証法に到着したのだと、一種の覆
面形而上学者は誇っている。
そこで私は、以前、色々の機会に、形而上学というもの....
「星女郎」より 著者:泉鏡花
め着けたが、 「これは、」 と云う時、かっしと片腕、肱を曲げて、その蟹の甲羅を
面形に剥いで取った。 四十余りの総髪で、筋骨|逞ましい一漢子、――またカラカラ....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
)等の例に見るごとく、加行上二段に活用する動詞である。 ○
面形の忘るとならばあぢきなく男じものや恋ひつつ居らむ 〔巻十一・二五八〇〕 作者....