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面通し
「面通し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
面通しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虹の橋」より 著者:久生十蘭
るはずです」 「お前は三十回以上も職を変えたそうだが、お前をひっぱって、一軒ずつ
面通しをして歩けるか。馬鹿なことをいうな」 警察とのやりあいが、きまりのつかな....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
えたちも同罪だぞ」 彼女らの前を、数珠つなぎにした多治見の家来や土岐の召使が、
面通しのために、何度も曳かれた。 不運な籤が、七人に中った。遊女らから「――知....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
頭はこの配置をくずさなかった。しかしまもなくここへ来た三、四人の放免たちによる“
面通し”で彼らも男が大蔵でないことを口々に証言した。――で、兵の頭も、まが悪そう....