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音曲師
「音曲師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
音曲師の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
し、俗に喇叭《ラッパ》の圓太郎。滑稽音曲噺の達人。 五代圓太郎――四世圓生門下の
音曲師、早くより上方にあり、京阪にて終始せり。はじめ二代目圓三、のち先代圓馬門に....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
口が利けなかった。全体どこにも武家出らしいところのない、それ故にこそ、またかくも
音曲師として世間から迎えられてしまったのだろう圓太郎は、武家とか出家とかそうした....
「円太郎馬車」より 著者:正岡容
だった今夜は」 前座の汲んで出したお茶を飲もうともせず、圓太郎は出を待っていた
音曲師の勝次郎のほうを向いていった。 「よせやい圓太郎。今日はお前、十二月の二十....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
しいとまこと思う頃にはこれまた東京の人でない。 都家歌六 私の好きな
音曲師に都家|歌六《うたろく》なる人がある。あの哀しげにいろの黒い、自棄のように....
「初看板」より 著者:正岡容
しまいました。それは柳枝さんの元のお神《かみ》さんの小満之助《こまのすけ》という
音曲師が大阪から帰って来て、三代目|都々逸坊扇歌《どどいつぼうせんか》となった。....
「寄席行灯」より 著者:正岡容
にまで聞こえてきた。いよいよ私は感興を殺《そ》がれた。 そのすぐあとへ隠退した
音曲師の橘家圓太郎が、この間没した圓生のような巨体をボテッと運んできた。「姐ちゃ....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
統派な軽妙江戸前のが多々といた万橘三好、鯉《り》かん、勝次郎、枝太郎、歌六などの
音曲師のうたう市井の俗歌を耳にすると、いっそうホロホロとさびしくなった。ましてそ....