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音波
「音波〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
音波の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
くたびに海底の軟泥《なんでい》は煙のようにまいあがる。 博士の助手の一人は、超
音波の装置を胸にかけて、前方を、この聴こえない
音波で摸索している。 二人の護衛....
「階段」より 著者:海野十三
ものであろう。それには明らかに、所長殺害事件のあの時刻に佐和山女史の一種特別な跫
音波形が印せられていたのであった。女史は、女理学士認定の蔭に所長となにか忌わしい....
「空中墳墓」より 著者:海野十三
振動こそは今から二十二三年前に、ジョン・ホプキンス大学のウッド博士が発明した殺人
音波の変形応用なのです。ここに相良氏のプロペラ設計書類があります。ウッド博士の公....
「蠅」より 著者:海野十三
は、いかなる種類のものか、ハッキリしないのであるが、中に一つ探りあてたのは、殺人
音波に関するものだ。耳に聞えない音――その音が、一瞬間に人間の生命を断ってしまう....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
棲魚人ともみあっている間に、カンノ博士とスミレ女史は、装置を草むらにすえ、脳波と
音波の集録《しゅうろく》をした。 光る円筒《えんとう》 カンノ博士とスミ....
「海底都市」より 著者:海野十三
てしまった。 「かぶとにつけてある電灯のスイッチを入れるんだ」 博士の声が、超
音波を使った水中電話器にのって、聞こえてくる。 僕はいわれたとおりにした。ぱっ....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
に働いたから早く終《しま》ってでてきたんだ」 「どこを直していらっしたの」 「超
音波の発生機だ。困ったよ。こんど故障を起すと、人工重力装置がきかなくなると思うね....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
な艦の様子が、始めてわかったのである。 停船命令が、怪艦に向って、無電と水中超
音波とで送られた。だが、怪艦からは、応答がなかった。 そこで改めて、強い探照灯....
「のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
く、もう十年も前になるが、アメリカの学者が、ピエゾ水晶片を振動させて、油の中に超
音波を伝えたのだ。すると重力が打消され、油の中に放りこんだ金属の棒が、いつまでた....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
とに於て正に世界一。そしてこれを共軛回転させてスピード・アップすると、その速力は
音波の速力の約三十倍となる。そこへ持って来て、これは一名『鉄の呪い』という名があ....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
ように、一本になって相手にかかるのです。この音響は、多くは人類の耳には聞えない超
音波です。これを『魔の空間』にあびせると、『魔の空間』を震動させている機関に異状....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
はしまったと思いながら起きあがった。ふしぎにも、水中で相手のいうことが聞える。超
音波を利用した電話が、この潜水兜の中にとりついているらしい。 「おい、はやく行け....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
があるが、今はそれと同じことをやって、スイッチを切りかえられるのだった。これを、
音波利用のスイッチという。 高声器から、ぷっぷっという雑音が出てきたと思ったら....
「音楽界の迷信」より 著者:兼常清佐
演奏家、第一流のピアニスト、イグチは、どんなタッチの技巧をもってしても、ピアノの
音波の形を変えることは出来なかった。それならば、そのイグチの出来ない事を外の誰が....
「流行唄」より 著者:兼常清佐
ってもらうのは確に一つの方法である。 私はこのような発音や唄い方の相違が、実際
音波の上にどんな形になってあらわれているかを顕微鏡で見ようとした。しかし今私はこ....