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「項目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
項目の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吉良上野の立場」より 著者:菊池寛
勅使饗応の費用の見積りですが、ちょっとお目通しを」といって、内匠頭が奉書に明細な
項目を書いたのを差し出した、畠山は、それをしばらく眺めていたが、 「わしには、こ....
「失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
りました。つまり、防腐法と皮鞣法、それからマルピギ氏粘液網保存法とが、主要な研究
項目だったのですよ。そして、その間私と河竹は、高給を餌にされて、失楽園内部の出来....
「電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
るのが目的であったことに間違はなかった。が、それを見ようとして、図らずもその調査
項目の前に記されてあった文字が、彼をして一道の光明を認めさせたのであった。それは....
「地獄街道」より 著者:海野十三
、辻永は待ちかねたように、懐中から手帖を出した。それには小さい文字で、いくつもの
項目わけにして書き並べてあった。 「君。ちょっとこのところを読んで見給え」辻永は....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
レヴェズは依然嘲侮的な態度を変えないのだった。しかし、法水は関わずに、冷然と次の
項目に移った。
「云うまでもなく、ディグスビイの無稽な妄想と僕の杞憂とが、偶然一....
「博物誌あとがき」より 著者:岸田国士
まま使うことにした。 フランスにおける原著の最初の出版は一八九六年で、四十五の
項目しかなかった。一九〇四年にフラマリオン社から出たのが、まず当時の決定普及版と....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
の資格です。これが才能です。最後に人及び芸術家としての俳優の理想です。この五つの
項目に分けてお話をしたいと思います。 その前にちょっとお断りしておきますけれど....
「『演劇』あとがき」より 著者:岸田国士
者はないと信じ、多忙な時間をさいてもらった。 一、芝居が出来上がるまで この
項目は、かつて文学座主事の職にあり、その後東京実験劇場事務局長として演劇界内部の....
「キド効果」より 著者:海野十三
ていよいよ書き上げた曲線というのが、第四図に示すようなものであった。測定者という
項目には、「丘」と肉太のサインを入れることを忘れなかった。 「ほほう――」と博士....
「瘤」より 著者:犬田卯
かし――」と田辺はどっきどっきと打つ胸を強いて抑えて、「予算を見ると、節約すべき
項目は随分あるように思う。たとえば会議費……」 「君らにそんなことを言われなくた....
「妖怪学」より 著者:井上円了
哲学会において演説し、またこれを当時の『哲学会雑誌』に掲載したるも、今ここにその
項目を挙ぐること必要なれば、左にその分析表を掲示すべし。 この夢は、明治二十年....
「迷信解」より 著者:井上円了
信の由来、およびその原因、事情を説明することが必要であろうと思う。よって余は左の
項目を設けて、学校および家庭における児童に、分かりやすく知れやすいように説明する....
「審判」より 著者:カフカフランツ
急いで計算書や表をありとあらゆるポケットから引出すと、Kの前にひろげ、いろいろな
項目を説明し、こうやって、ざっと見渡してさえ気がついたちょっとした計算の誤りを訂....
「宝永噴火」より 著者:岡本かの子
うな気がする。負担と共に希望でもある。不思議な肉体の存在。 「禅関策進」にはこの
項目以外にも肉体の自然の要求を退けて悟りの道に進んだ幾多の事例が載っていた。そし....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
は一九五八年九月に新しい日中関係打開の基本方針の決定をいたしました。すなわちその
項目はつぎのとおりであります。岸内閣の政策転換の要求、(1)友好と平和とを基礎に....