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「須要〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

須要の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
のだ。しかも私達は往々その悲しい結果を暁らないのみか、かくの如きはあらねばならぬ須要のことのように思いなし易い。 けれども幸いにして人類はかくの如き稟資の人ば....
呉秀三先生」より 著者:斎藤茂吉
つに、「精神的養生ト云ヘルモ亦然リ。整然タル休養ヲナシツツ絶エズ習練スルコト最モ須要ナリ。知覚ノ能ハ実歴親験ノ重ナルニ随ヒテ長ジ、記憶ノ能ハ同一ノ観像ヲ屡反復ス....
読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
べき真に古典的価値ある書をきわめて簡易なる形式において逐次刊行し、あらゆる人間に須要なる生活向上の資料、生活批判の原理を提供せんと欲する。この文庫は予約出版の方....
二科会展覧会雑感」より 著者:寺田寅彦
るかが生命である。それを充実させるためには、やはり天然の資料を豊富に摂取する事が須要である。資料の供給の無い自己はやがて空虚になる。そして空虚な自己の表現は芸術....
新疆所感」より 著者:日野強
露骨に表白すれば、その鉄道は露国の国境をして、漸次南方に拡張するがために、極めて須要なるものといわざるべからず。たまたま露清両国の境界をみるに、ただ櫛状の如き山....
寒中滞岳記」より 著者:野中至
臨《のぞ》みし代りに、再挙の計画に就きては、経験を得たること鮮少ならず。特に先ず須要《しゅよう》にして急務となすものは、観測所改造の挙に在《あ》り、これをして完....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
号したとのことは、我が国が始めて「日本」の国号を以て、唐に交通した年代を知る上に須要なる文字であると信ずる。咸享は唐の高宗治世の年号で、その元年は我が天智天皇の....