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「須賀川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

須賀川の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
と、それから蘆名義広を逐払《おいはら》って私に会津を奪ったこと、二本松を攻略し、須賀川を屠《ほふ》り、勝手に四隣を蚕食した廉々《かどかど》を詰問した。勿論これは....
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
る日に燃ゆるがごとく、二輪咲いて、枝の莟の、撓なのを見た。――奥路に名高い、例の須賀川の牡丹園の花の香が風に伝わるせいかも知れない、汽車から視める、目の下に近い....
神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
郷の学校の教師、無論学生たち、志あるものは、都会、遠国からも見学に来り訪うこと、須賀川の牡丹の観賞に相斉しい。で、いずれの方面からも許されて、その旦那の紳士ばか....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
風の旅人を配すれば、そのまま泰平の春を謳《うた》ふ好個の画題に御座候。 これより須賀川、郡山、福島を経て仙台に出づる予定に御座候。 沿道に見るべきものとしては、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
》の果てまでもという気分になりたがるものです。 白河城下を立ち出でたその夜は、須賀川へ泊りました。 白河から八里足らずの道。 この地に投弓《とうきゅう》と....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
を彼是と引留められまして、昼少し過ぎに漸々振切って出立しますと、此方は親子三人で須賀川の堤まで送ってまいりました。 右「左様なら御機嫌よろしゅう」 と云うので....
無宿人国記」より 著者:吉川英治
せんぜ」 「心太でもすするがいい、ああ、ここは涼しそうだ。老爺、床几を借りるぜ」須賀川並木の一軒茶屋。 松の根がたに、駕を置かせて、ずっと日蔭へはいると、さっ....