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頌歌
「頌歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頌歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「クララの出家」より 著者:有島武郎
事は進んで、最後の儀式即ち参詣の処女に僧正手ずから月桂樹を渡して、救世主の入城を
頌歌する場合になっていたのだ。そしてクララだけが祭壇に来なかったので僧正自らクラ....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
的な意味を有っていることを忘れてはならぬ。喜劇(〔Komo:die〕)とは村落の
頌歌なのである。で、これは個人の意識の内部だけでは把握出来ない論理である。夫は云....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
られた、一つの尖った若い鼻の持ち主がスクルージの鍵の穴から覗き込んで、聖降誕祭の
頌歌を彼に振舞おうとした。が、 神は貴方がたを祝福したまわん、愉快そうな紳士方よ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
したりしているのとで、私もどうやら少し詩人めいてきました。カロッサの詩では「生の
頌歌」「避難」「未だ生れない者に」等が立派な格調を持っています。詩の句を書きたい....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
場面に感動したあとに、オフェンバッハのギャロップをピアノでたたき出したり、喜びの
頌歌を聞いたあとに、奏楽珈琲店のたまらない一節《ひとふし》を口ずさんだりした。す....
「二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
《ささや》くのだ。 「救いはない」 僕の胸はたえずこの声にしめつけられる。 「
頌歌《しょうか》はない」 寂寥《せきりょう》は至る所で僕を待ち構えている。 「....
「民芸の性質」より 著者:柳宗悦
した。しかも実用性はそれ等の美を決して卑しいものにしませんでした。グレゴリアンの
頌歌は当時のジャズではありませんでした。実用性と美とを背反するものの如く考える美....