頑民[語句情報] » 頑民

「頑民〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

頑民の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
耳を洗うた変物あり、近くは屁を聞いて海に入り、屁を聞かせじと砂に賺《すか》し込む頑民あり、さまでになくとも高貴の方の下気など誰一人あるべき事と期待もせねば、聴き....
頭髪の故事」より 著者:井上紅梅
人の反抗は亡国などのためではない、ただ辮子《べんつ》を強いられたために依るのだ。頑民《がんみん》は殺し尽すべし、遺老は寿命が来れば死ぬ。辮子はもはやとどめ得た。....
十九の秋」より 著者:永井荷風
言うにハイキングとやら称する亜米利加《アメリカ》語を用いているが、わたくしの如き頑民に言わせると、古来慣用せられた登高《とうこう》の一語で足りている。 その年....