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「風薫る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

風薫るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星女郎」より 著者:泉鏡花
並木の、西東あっちこち、津幡まではほとんど家続きで、蓮根が名産の、蓮田が稲田より風薫る。で、さまで旅らしい趣はないが、この駅を越すと竹の橋――源平盛衰記に==源....
俳人蕪村」より 著者:正岡子規
字を蚊帳の色にかけたるしゃれなり。 薫風やともしたてかねつ厳島《いつくしま》 「風薫る」とは俳句の普通に用いるところなれどしか言いては「薫る」の意強くなりて句を....
鮑の宿借り作り」より 著者:北大路魯山人
わらげた酢を作り、それに薄口しょうゆを四勺ぐらい入れ、露しょうがを注して供する。風薫る初夏の時候に応じたまことに気分のよい、また口当たりのよいものである。家庭に....