風邪引き[語句情報] » 風邪引き

「風邪引き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

風邪引きの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
若返り薬」より 著者:海若藍平
言うのだ、太郎さん。そのお薬はお祖父様《じいさま》が町から買っておいでになった、風邪引きの薬のお余りではないか。もう古い古い事だから利かなくなっているのかも知れ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
「お北、おまえは顔色がよくないようだぞ。風邪でも引いたか」 父からも母からも風邪引きに決められてしまった。お北はとうとう寝床にはいることになった。下女のお秋....
創作家の態度」より 著者:夏目漱石
のですから、分りやすく明暸《めいりょう》になる代りにははなはだ単調にして有名なる風邪引き男が創造されてしまいます。本来を云うと病気の時と、丈夫な時と、病気でも丈....
長崎の印象」より 著者:宮本百合子
行って」 と云う。私が服装を整えたり、食事をしたりするのを、片寄せた床の中から、風邪引きの子供のように眺めた。 「こんなものさせるから、痛い目をしたり不愉快な思....