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風霜
「風霜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
風霜の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
りっぱな人物になってくださいよう」 その音《おん》柔媚《じゅうび》なれども言々
風霜を挟《さしはさ》みて、凛《りん》たり、烈たり。馭者は感奮して、両眼に熱涙を浮....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
める。突然白いものが目の前に閃めく。はっと思って見れば、老木の梢である。年久しく
風霜と闘うて皮は大部分|剥げ、葉も落ちて、老骨稜々たる大蝦夷松が唯一つ峰に突立っ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
潰《つぶ》れたる鶏あり。いつも暗ければ時ならず時を作り、朝夕を弁《わきま》えず。
風霜に苦しみ、食に乏しく、痩《や》せ衰うるを愍《あわれ》み、ある修行者短冊を書き....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
それだけは一切平等でありました。 右の如く、羅漢寺は名刹でありましたが、多年の
風霜のために、大破損を致している。さりながら、時代は前に述べた通り、仏さまに対し....