飛地[語句情報] » 飛地

「飛地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飛地の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高山の雪」より 著者:小島烏水
個の池、乗鞍岳頂上の火口湖などに、絶えず美しい水を湛《たた》えているのも、また信飛地方の峡谷の水が、純美であるのも、雪から無尽蔵に供給するからである。 氷河は....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
をしていたそうです。 御承知でもございましょうが、江戸時代にはそこらは桑名藩の飛地であったそうで、町には藩の陣屋がありました。その陣屋に勤めている坂部与五郎と....
古狢」より 著者:泉鏡花
なしに網代の扉がついている。また松の樹を五株、六株。すぐに石ころ道が白く続いて、飛地のような町屋の石を置いた板屋根が、山裾に沈んで見えると、そこにその橋がある。....
丹那山の怪」より 著者:江見水蔭
臣、織部純之進という若武士で、それは酒井家の領地巡検使という役目を初めて承わり、飛地の伊豆は田方郡の諸村を見廻りの初旅というわけで、江戸からは若党一人と中間二人....