飛脚船[語句情報] » 飛脚船

「飛脚船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飛脚船の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ス公使館付きの書記官メルメット・カションはこの容易ならぬ形勢を案じて、横浜からの飛脚船で兵庫の様子を探りに来た。兵庫には居留地の方に新館のできるまで家を借りて仮....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
児髷に紋付|振袖の風俗で踏み出したとのことであるが、横浜港の方にある第一の美麗な飛脚船、太平洋汽船会社のアメリカ号、四千五百トンからの大船がこの娘たちを乗せて動....
咸臨丸その他」より 著者:服部之総
を指す――著者)海上三十七日も掛《かか》ったというのが今度のコロラドは四千トンの飛脚船《ひきゃくせん》、船中の一切万事実に極楽世界で二十二日目にサンフランシスコ....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ある。 と思うと、脚を深く入れた、塩積船が出てゆくし、あなたからも岡崎の港へ、飛脚船や納戸方の用船などかなり激しく入ってくる。 その海上往来のさまをみている....