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食料品
「食料品〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
食料品の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小作人への告別」より 著者:有島武郎
の父がこの土地の貸し下げを北海道庁から受けた当時のこの辺のありさまだったのです。
食料品はもとよりすべての物資は東|倶知安《くっちゃん》から馬の背で運んで来ねばな....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
ノプロペラノ如キ音、時々聴コユ。此ノ一団ノ総員ハ、雑品倉庫ヨリ毎日ノ如ク運搬スル
食料品ヨリ見テ四五十名カト思ワル。 貴局ハ左ノ事実ヲ其筋ニ急報シ、至急調査開始ヲ....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
焼けの米櫃、焼け米、そこらを掘ると、焼け卵子が出てくる筈だ。みんなこの際、立派な
食料品だ」 「そりゃ、お別れしたくはないのよ、本当は。あんたは、失業者で、あたし....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
如し。大三十日以来腹ヤミにて、夜も元旦朝も起され、たいへんだった由。巷に汎濫する
食料品のいかがわしさ以て知るべし。 ◯夜は親子六人、八畳の炬燵を囲んで、雑誌や動....
「奇賊は支払う」より 著者:海野十三
隠匿してあるところと申すのは、私の事務所なんです。そこはいつも私だけが居まして、
食料品も料理の道具も揃って居り、寝具もバスもあり、一人の生活には事欠かないのです....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
が、周章てて自動車で外出しました” “上野広小路で買物をしました。旅行鞄を買い、
食料品を買い、トランプを買いました” “上野駅で、原の町行きの二等切符を買いまし....
「恐竜島」より 著者:海野十三
べていた。 暴風雨《あらし》来《きた》る ラツールが苦心をして拾いあげた
食料品を、玉太郎は世界一のごちそうだと思いながら、思わずたべすごした。 「どうだ....
「火星探険」より 著者:海野十三
ップルの缶詰でもいいよ」 「よし、何でもあるから、うんと持ってこよう」 「でも、
食料品が足りないという話だから持って来るのは少しでいいよ」 「なあに、うんとある....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
場の工員の一人であって、試験部附の缶詰係だった。つまりこの工場で、まだ売出し前の
食料品を試験的に缶詰にする工程において、彼はそれの最後の仕事として、蓋をつけて周....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
、戦えばわれら人類が負けるにきまっているよ。こうとしったら、穴倉でもこしらえて、
食料品をうんとたくわえておくんだった」 「どこか逃げだすところはないかなあ、噴射....
「火星兵団」より 著者:海野十三
綱を借りたり、杖をこしらえたり、また蝋燭などをもらい、一夜ぐらいはすごせるほどの
食料品も用意して、出かけたのであった。
山道は、かなりけわしかった。
病後の....
「怪塔王」より 著者:海野十三
大丈夫です。なぜって黒人は、長期にわたって円筒のなかに暮せるようにと、あらかじめ
食料品と水をもちこんでいました。ちょうど長距離飛行のときの、飛行士のような生活を....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
いている人員は三千人というおどろくべき数に達していた。三千人といえば、その毎日の
食料品を考えてみただけでも大変な費用だった。 いまや世界中がおどろきの眼をあつ....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
は露人を風化して次第に日本雑貨の使用を促がし、例えば鰹節が極めて滋味あり衛養ある
食料品として露人の間に珍重されて、近年俄に鰹節の輸出を激増したのは露人が日本の醜....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
えなくなってしまったそうだ」 ふしぎなことのあったのは、銀行だけではなかった。
食料品をうっているこじんまりした店では、客につり銭をわたすために主人が銭箱のふた....