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食違い
「食違い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
食違いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
位置を完全に予報することができた。もっとも周期の長さが全く精密でないために少しの
食違いがあるが、これは精細な観測に基づいた補正を加えることになっていたのである。....
「白金神経の少女」より 著者:蘭郁二郎
がユリウス暦の欠点なのですが、これを使っていたため似一五八二年の春分には十日間の
食違いが出来てしまった。それで驚いた当時のローマ法皇グレゴリオ十三世が法令を出し....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
とに身を入れることを意味するが、これは日本側の軍部と資本家との両者にとって寸分の
食違いもない共通の利益なのである。で、支那軍の熱河省進出事件などは全くこの成功の....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
以外は傷をつけないものと思い込んでいるから、人が苦しんでいるのに平気だ。こういう
食違いがこまるのである。 もっともライオンなぞは山猫科だから、ツメで相手に傷つ....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
りあちらで遠慮をなさるので、話は何でも私に取次がせられるのですから、何かと意志の
食違いが多くて、お互にお気の毒なのでした。幾年かして弟は戦死し、妹は縁づき、その....