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飢う
「飢う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
飢うの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
声を張った。 「不敵な東方の間諜! もはやもがいてものがれぬところだ、岩を噛んで
飢うるよりは、いさぎよく死をうけろッ」 そういっていながら、かれは、足もとへ火....
「山の人生」より 著者:柳田国男
遁げ去りて富士山に入る。食物無し、石の上に飴の如き物多し、之を取りて食してより又
飢うること無く、三百年の久しき木の葉を衣として住む。近代信濃の深山に岩窟あり、之....