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飮
「飮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
飮の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
い、髪の豊な、愛嬌《あいきょう》のある女であった。
彼は獣《けもの》のように、
飮んだり食ったりした。盤や坏は見る見る内に、一つ残らず空《から》になった。女は健....
「梟の大旅行」より 著者:林芙美子
ンクリートの固い道を這うように飛びました。水道の水がしたたっているので、ごくごく
飮みました。とてもおいしい水でした。すると、何だか黒い大きい動物が、とても大きい....
「クララ」より 著者:林芙美子
米の飯を食わしてやる。」 と、母親がふるえこんでいると、隣の茂の婆さんが、卵を
飮ましてみろと、言いました。むつはあわてて、卵は嫌いと言いました。 「ま、元氣が....
「捨吉」より 著者:三好十郎
た そうだ 腕時計はおととい 板橋で賣つた 池袋の驛で 中村に會つて いつしよに
飮んでしまつたのだ おれと中村が いつもの店に行くと いつもの仲間が
飮んでいて ....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
つて行くのだつた。いつでも、なにかしら昂奮している。それが、子供が輕い上等の酒を
飮まされて醉つてはしやいでいるような具合で、見ていて快よいので、私も強いて避けな....
「夜の道づれ」より 著者:三好十郎
て……冗談ですがねそれは、フフ。ちよつと用たしにまわつて友人と一二カ所でちよつと
飮んで話しこんでいて、つい――(いわれて、警官一がジロリと男二を見る) 警二 今....
「古事記」より 著者:太安万侶
とうに言つた通りに來ました。そこで酒槽《さかおけ》毎にそれぞれ首を乘り入れて酒を
飮みました。そうして醉つぱらつてとどまり臥して寢てしまいました。そこでスサノヲの....